
最近は人の多いところへのお出かけも自粛ムードなので、1人で出来るアウトドアの趣味を始める人が増えていますね。
アウトドアと言えば、キャンプに釣りがメジャーなところですが、家の近くでもできるお手軽アウトドアのバス釣りが人気のようです。
筆者もそうでしたが、バス釣りを始める時は、まず道具(タックル)選びとなりますが、あまりにも数が多くてどれを買えばいいのか分からなくなります。
ロッド一つとっても、数千円のものからハイエンドモデルでは5万円を超えるものもあって、高いにこしたことはないけど、初心者が手をだすには怖すぎますよね。
コロナ禍でも楽しい遊びを忘れないように、これからバス釣りを始める人向けに、タックル選びや仕掛け(リグ)の紹介をしていきたいと思います!
ちなみに筆者が初めてバス釣りを始めたのは、もう20年くらい前になります。
その時まで、釣りは全くしたことがなく、しないと思っていました。
何となく、当時好きだった奥田民生がバス釣りをしているのをTVで見て、なんとなくカッコよかった印象があって、「釣りならお金もかけずに楽しめる」と釣具屋に突撃したのが始まりです。
お金をかけずに楽しむはずのバス釣りが、どんどんいい道具が欲しくなり、複数の高価なタックルを持ち、船舶免許をとって毎週琵琶湖にアルミボートを浮かべるありさまとなりました(笑)
いまは、そこまで熱くならずにぼちぼち楽しんでいますが、ひと通り楽しんだバス釣りの経験で覚えたことは、
- かけたお金ではなく、理にかなった道具を選ぶのが重要
- バス釣りは流行ではなく、基本が重要
ということです。
ブラックバスという魚を理解するのにぴったりの表現があります。
あなたが立っていると、突然ボールがとんできました。
あなたはどうしますか?
- 1.ボールをキャッチする
- 2.ボールをよける
この2択ですよね?
そうです。「あなた」がバスで、「ボール」がルアーです。
結局のところ、ブラックバスも同じで、ルアーが目の前に来たら、
「捕食」するか、「逃げる」の2択です。
もちろん、水温などのコンディションで食い気がない場合や、すれたバスはすぐに逃げてしまうのですが、
バス釣りで大切なのは、
- バスのいるところを探す
- バスの目の前にルアーを通す
- バスがエサと勘違いするアクションをする
この3点です。
この簡単な理論を理解して、水中のルアーとブラックバスをイメージして釣ってみてください。
もちろん、バスのいるところにルアーを通すには、キャスティングのテクニックが重要なので練習あるのみですが、そんなものは時間が解決してくれます。
とっても、前置きが長くなってしまいましたが、この基本さえ覚えておけば、初心者が一人でバス釣りにいっても必ず釣れてくれるはずです。
バス釣り初心者が、初めて手にするタックルは6フィートくらいのライトアクション~ミディアムアクションのスピニングロッドが多いと思います。
今回はその前提で、スピニングタックルで初めてのバスを手にするまでのメソッドをご紹介します。
目次
バス釣り初心者はまずジグヘッドを習得しましょう
バス釣りについては、各メディアで様々なルアーやメソッド(釣り方)が紹介されていて、もはや「それでしか釣れない」とまで思わせてくれますが、バス釣りは基本が命です。かつて尊敬した下野正希プロはこの基本の大切さ、流行に右往左往することの愚かさを私に教えてくれました!
そういうわけで、バス釣りの基本である、
・バスのいる所にルアーを通す
・バスがエサと勘違いするアクションをする
この2点をスピニングタックルで実行するのに適しているのが、ジグヘッドリグです。
バスのエサである「水生昆虫・エビ類・小魚」を模して、水底をはい回る、ピョンピョン跳ねる、泳ぐのアクションをひとつのリグですることができます。
ジグヘッドは釣れるリグというだけでなく、初心者がバス釣りのロッドアクションを練習するのにもぴったりのリグだと言えます。
最初のジグヘッドはオフセットタイプかガード付きを選びましょう。
初心者のうちは(慣れてもですが)、根がかりや木に引っ掛かるのが怖いものです。
それであまりきわどいところへ投げれないのが「釣れない理由」です。
ブラックバスは沈んだ木や岩をはじめとするストラクチャー(障害物)にぴったりと着いて獲物を待っています。
ですので、ルアーをバスの目の前に通すためには、ストラクチャーぎりぎりにルアーを投げなくてはいけません。
引っ掛かるのを恐れていては、バスは釣れません。
1mmストラクチャーから離れると1%ずつ釣れる確率が下がると思ってください。
ですから、ギリギリを狙えるように、根がかりやキャストミスをしてもルアー回収がしやすいように、針先が隠れているオフセットフックか、針先をワイヤーなどで隠しているガード付きのものを選んでください。
オフセットタイプ
画像出典:Amazon
ガードタイプ
画像出典:Amazon
高額なルアーより、ダイソーの100円ルアーが釣れるといわれるのは、ガンガンきわどいところに投げれるからです。
ジグヘッドも根がかりを恐れず、きわどいところを狙っていきましょう!
アクション別おすすめワーム
ジグヘッドリグの3つの基本アクションに適したワームを紹介していきます。
どんな釣り場でも共通して使えることを前提にして説明しますが、バス釣りのルアー選びの原則は、「マッチ・ザベイト」つまり、エサに合わせることが重要になります。
サイズや色を選ぶ際には、その場所に生息している水生動物の種類や大きさを意識して選ぶのが大前提です。
それを踏まえて、下記をお読みください。
また、ワームの種類も数が多すぎてどれがいいのか混乱するのを避けるため、定番の「釣れるのが明らか」なワームを3種類ずつ厳選して紹介しています。
ワームのサイズ
スピニングリグでの釣りを想定していますので、4インチワームを基本に、3~5インチの範囲で選ぶことをおすすめします。
4インチを投げて、バスの反応が薄ければ3インチにサイズダウンしましょう。
4インチで一匹釣れて、サイズアップを狙うときは5インチを投入しましょう!
ワームのカラー
水質や場所によりますが、水質がキレイ~普通の場合はウォーターメロンを基本にしていいと思います。
そこから少し水質が悪ければ、シルエットの強いパンプキン系にしてみましょう。
逆に水質が良くて、横の動きの釣りをする場合はより小魚っぽいナチュラルカラーを選択してみましょう。
縦の動き:リフト&フォール、シェイキング
ワームを底に沈めてゆっくり上げてを繰り返すリフト&フォールです。
ワームのアクションとしてはもっとも基本的なものになりますが、使いどころが多いです。
フォールしているところでバイト(食う)ことが多いので、違和感を感じたらフッキングしましょう。
シェイキングは、ロッドを小刻みに揺らして(シェイク)して、ワームをプルプル動かすイメージでアクションさせます。ウィード(水草)などに軽く、ワームを引っ掛けて、ワームが一ヵ所に止まっているときに行うのが効果的です。
ワームの形としては、フォールの時にワームのテールが揺らめくようなカットテール系、カーリーテール系が扱いやすいでしょう。
ワームの真ん中にチョンがけをするジグヘッドワッキーリグもこのカテゴリに入ります。
おすすめワーム
ゲーリーヤマモト カットテール
ZBC カーリーテール
ZBC スワンプクローラー
横の動き:タダ巻き、ミドスト
横の動きは、キャストしてゆっきりと巻いてくる「タダ巻き」と、さお先を小刻みにシェイクしながら、ラインテンションをかけないようにゆっくりと巻いてくるミドストがあります。共に横の動きの釣りです。
バスに食い気があまりない時でも、あまりの魚っぽさに釣れてしまうという、とても期待値の高いメソッドです。
ポイントはラインテンションをかけないように気を付けること、できるだけゆっくりと同じ水深を泳がせ続けることです。
ワームの形としては、小魚を模したシャッドテールか、ストレート系ワームがいいでしょう。
おすすめワーム
ゲーリーヤマモト シャッドシェイプワーム
サワムラ ワンナップシャッド
デプス デスアダー
遅い動き:ズル引き、ステイ
ズル引きは、まさに水生昆虫のようにゆっくりと水底を這う動きを再現します。
時々、じっと(ステイ)させておいて、水の動きだけでワームが自然にゆらめくのも効果的です。
ワームの形としては、わずかな水流でワームが動くようにカーリーテール系、またはザリガニのような形をしたクロー系といわれるものも面白いと思います。
おすすめワーム
ゲーリーヤマモト グラブ
OSP ドライブシュリンプ
レイン Gテールサターン
いかがでしたか?
バス釣りは基本がとても大切。
基本に忠実に丁寧に釣りをしていけば、バスは必ず釣れてくれます!