見どころ満載のマレーシア観光で必ず訪れてほしいバトゥ洞窟(ケーブス)。
その神秘的で壮大な洞窟とヒンドゥの寺院は、訪れる人を魅了してやまない素敵な場所です。
目次
バトゥ洞窟とは
バトゥ洞窟(Batu Caves)は、マレーシアの首都クアラルンプール近郊の、セランゴール州にあります。洞窟のある町の名前は同じくバトゥケーブスです。 バトゥ洞窟は、約4億年も昔の石灰岩でできている巨大な洞窟で、吹き抜け部分から光が差し込む神秘的な空間となっています。 マレーシアといえば、イスラム教の国であることが知られており、人口の7割近くがイスラム教を信仰しています。 その他、中華系が25%、そしてヒンドゥー教を信仰するインド系は約7%といわれています。 マレーシアがまだイギリスの植民地だったころ、多くの移民がインドからマレーシアに移ってきました。 そしてヒンドゥー教もマレーシアに伝わったとされています。 少数派のヒンドゥー教がマレーシアで受け入れられるわけもなく、このバトゥ洞窟に隠れるように神を祭ったのが始まりといわれています。 洞窟の入り口に立つ巨大な像は、ヒンドゥー教の勝利の神ムルガンといいます。 毎年1月~2月にはヒンドゥー教最大のお祭りである「タイプーサム」が行われます。 無数のヒンドゥー教信者が神を奉るために、ほほやあごを串刺しにして、ココナッツや牛乳で身を清めながら、洞窟の最上部を目指し行進をする奇祭です。 現在では本国インドでのタイプーサムの開催は禁止されていて、マレーシアとシンガポールでのみ行われているそうです。 ものすごい人と音で圧巻の儀式ではありますが、なかなかのショッキングさなので、ここでの紹介はやめておきます笑登頂開始 バトゥ洞窟の試練
バトゥ洞窟へ入るには、272段もある階段を上っていくことになります。 階段の入り口には全長43メートルもある巨大な像、「ヒンドゥー教の神様ムルガン」が立ってらっしゃいます。 その迫力と荘厳さといったらすごいです。いかにもインドって感じです。神秘とパワーにあふれています。 ムルガン様に挨拶をしたら、いよいよ階段を上り始めます。 勾配がある急な階段なので足元には要注意です。 中盤くらいに気づきますが、すべって転んだら大変です。自分だけでなく、何人か道ずれにして落下しそうな感じです。 実際には手すりも幅もあるので大丈夫だと思いますが、、、 途中で後ろを振り向けば、その壮観な景色に「来てよかった!」と思うこと間違いなしです。 でも、感動はここからが本番です。 そんなことをいってたらサルが出てきます。 完全に観光客の食べ物を狙っていますので要注意です。かわいいですが、噛みつかれたら怖いのでなるべく離れましょう。神秘の洞窟内へ
272段を上りきったら、バトゥ洞窟内部にあるスリ・スブラマニアム寺院があります。 それ以外にもヒンドゥー教や神話に基づいた展示物や壁画があって見どころ満載です。 巨大な洞窟に広がる神秘の世界。このスケールと雰囲気をぜひ味わってほしいです。 洞窟らしく、薄暗く涼しい空間はここまでの272段の疲れをひんやりと癒してくれます。 洞窟を進むと吹き抜けから空が見えてきます。そこにも寺院があり、バトゥ洞窟の旅の終わりを迎えます。 今度は272段を下ります笑 ここマレーシアで脈々と受け継がれたヒンドゥー教の歴史とロマンを思いきり体感できるバトゥ洞窟でした。基本情報
バトゥ洞窟
住所
Batu Caves Sri Subramaniam Temple, 68100,Gombak, Selangor, Malaysia
営業時間8:00~19:00
夜になってタクシーがなくなると困るので早めの移動をおススメします。
定休日
年中無休
料金
料金は無料です。入場料もなくそのまま入れます。