アウトドアブームを受けて家族でキャンプに行く人が増えていますね!楽しくキャンプをするにはキャンプ用品の選択がとても重要です。特にテントは、まず検討すべきキャンプ用品といえます。
画像出典:スノーピーク
食材や調理器具は現地調達も可能で何とかなりますが、テントと寝具は現地では何ともなりません。特に家族で行くキャンプのテントは、子供の遊び部屋になったり、荷物置き場になったりと、寝室の役割以外にも出番が多いんです。今回は初めてのファミリーキャンプにチャレンジする人に、ファミリーキャンプ用のテントの選び方とおすすめのテントを紹介していきます。
目次
キャンプ用テントの選び方
テントにはたくさんの形状をしたモデルがあります。
あり過ぎてどれを選ぶべきか悩んでしまう人が多いと思いますが、テントの種類と選び方のポイントを知っていれば、人数や場所など、自分の使用目的に応じて間違いのないテント選びができると思います。
テント選びのポイントについて
形状とデザイン
テントのデザインは、テント選びで最も重要かもしれません。ドーム型やキャノピー型といった形状や、カラーや柄のデザインも多種多様なモデルが販売されています。言うなれば、自分の家を購入するようなものですから、見た目はすごく重要になってくると思います。愛着のあるテントは設置する楽しみ、手入れをする楽しみを与えてくれ、長く愛用することができます。
設営・収納
設営や撤収の簡単さや、収納のしやすさは、特にキャンプ初心者には重要です。設営に時間と体力を費やし過ぎて、設営完了したころにはクタクタになっているのは、ほとんどの人が経験するキャンプあるあるです。初めてテントを購入する人は、大きすぎたり複雑な構造なものは避け、なるべく簡単に設置できそうなものを選ぶようにしましょう。
居住スペース・機能
画像出典:SNOWPEAK facebook
実は外観以上に大切なのが、テントの居住性です。人数に合わせた広さ、持って行く荷物の多さなどを考慮して選ぶようにしましょう。商品説明に表示されている使用人数はあくまでも「最大収容可能人数」なので注意。快適な居住スペースを確保するには、テント内に荷物を置くことも考えて、表示の人数からマイナス1人〜2人を目安にしてください。4人家族なら、表示人数が5~6人という感じです。
cm表示の場合は、床サイズが270cm×270cm~300cm×300cmが4人家族の目安となります。また、冬のキャンプで石油ストーブを設置する場合は、ベンチレーション(テント上部の通気口)があるテントを選ぶなど、使用するキャンプ用品によって、必要な機能がありますので注意しましょう。
耐水性
雨に備えて、テントが水にどれだけ強いかというテント生地の「耐水圧」です。キャンプで使用するテントの場合、最低でも耐水圧1,500mmのものを選びましょう。2,000mm以上の耐水性ならかなり優秀な部類と言えます。
テントの形状について
ドーム型テント
画像出典:Amazon
テントといえばこの形状を思い浮かべる人が多い、もっともポピュラーな形状のテントがドーム型テントです。
フレーム2本を交差させて、高い安定感が特徴のテントです。設営が比較的簡単で、慣れれば一人でも設営ができます。販売されている種類も多く、大きさやデザインについても選択肢が広がります。大体のキャンパーはドーム型テントを経験しているので、設営を手伝ってもらいやすいテントでもありますね。
2ルーム型・トンネル型テント
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2ルーム型、トンネル型テントは、同じテント内でリビング部分と寝室部分と分かれている形状のテントです。タープの役割を兼ねていることから、ファミリーキャンプ目的の人に、いま最も良く売れているテントです。ツールーム型テントはドーム型テントより設営時間はかかりますが、フルメッシュ、フルクローズできるタイプが多く、夏でも冬でも快適に過ごせる便利な機能です。
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トンネル型テントは設営に最初は少しコツがいりますが、インナーテントを外すことで、広めの空間を作ることができるので、大人数でのパーティースペースにすることができます。
ワンポールテント(ティピー型・モノポールテント)
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ワンポールテントはテントの中心に1本のポールがあり、それが支えになって建っている屋根がとんがった形状のテントです。
テントの構造がシンプルなため、設営が非常に簡単でキャンプ初心者にもおすすめです。見た目がおしゃれなものが多く、おしゃれキャンパーを中心に人気が高まっています。構造上、入り口の前室などに十分なスペースがないため、ファミリーキャンプにはタープとの併用か、入口付近にキャノピー(ひさし)のあるタイプを選ぶようにしましょう。
ロッジ型テント
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グランピングブームにより、ゆとりある空間と高い快適性、そしてレトロな雰囲気により人気が再燃しているのがロッジ型テントです。
まるで家のようなシルエットと、ほぼ垂直に壁が立っている形状によりテント内の空間に無駄がなく、大人数での食事ができたり、荷物もたっぷり置くことができます。ロッジ型テントは90年代に主流となっていたテントで、コールマンの「オアシステント」やogawaのテントが有名です。
ワンタッチ・ポップアップ型テント
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ワンタッチ型テントは、傘を広げるようにワンタッチでテントの形となるとても便利なテントです。
自律式なので基本的にはそのまま使用できますが、風の強い日などはペグ打ちをするといいでしょう。日帰りキャンプやテント設営に自信がないキャンプ初心者におすすめの、設営に時間がかからない手軽さなテントです。
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ポップアップ型テントは、収納袋から出すと形状記憶で勝手にテントが広がって設置できる日帰りレジャーによく使われるテントです。設置も撤収もあっという間にできてしまいますが、収納には少し慣れが必要かもしれません。運動会や公園遊びなどの日帰りレジャーで、プライベート空間を確保できるという理由で人気になっています。最近では防水機能も強化されたキャンプにも使える高機能モデルも販売されていますのでチェックしてみましょう。
パップテント
画像出典:Amazon
パップテントは軍隊が使用するために開発された軍幕テントの一種です。「ハーフシェルター」と呼ばれることもあります。
日本では本格的なソロキャンパーが愛用したことから人気に火が付きました。耐久性に優れ、設営・撤収もスムーズに行える設計でとても実用的なテントです。収納サイズもコンパクトなので、ソロキャンプにピッタリのアイテムです。
エアフレームテント
画像出典:Amazon
エアフレームテントは空気注入により形成していく新しいタイプのテントです。
空気を注入するだけなので、設営は誰でも簡単にできてしまいます。海外を中心に新モデルが発表されているので、これから日本でも人気に火が付く可能性のある要チェックのテントです。
ファミリー向けテントおすすめランキング
ランキングはAmazonと楽天の販売ランキングとユーザーレビュー評価とコスパの良さで総合評価しています。
キャンパーズコレクション プロモキャノピーテント5
画像出典:Amazon
参考価格:18,779円
【商品スペック】
サイズ:幅275×奥行435×高さ165cm 重量12.8kg
材質
ポール:グラスファイバー
生地:ポリエステルタフタ185T
フロア:PEシート
耐水圧:1000mm
- 広い前室と快適な居住空間
- UVコーティング生地採用
- 丈夫な素材で高い耐久性
- 高い耐水性と雨漏り防止構造
- 豊富なカラーラインナップ
DOD(ディーオーディー) ワンポールテントM
画像出典:Amazon
参考価格:17,780円
【商品スペック】
サイズ:(約)W370×D325×H200cm
インナーサイズ:(約)W330×D290×H200cm
収納サイズ:(約)W58×D18×H18cm
材質
フライシート・フロア:75D ポリエステル (PUコーティング)
ポール:スチール
重量:(約)4.5kg
耐水圧:フライシート:2000mm、フロア:5000mm
- 軽量&コンパクト
- シンプルで組み立てやすいワンポールテント
- ペグを打ち込みポールを立ち上げれば完成
- ファミリーで使いやすい5人用サイズ
- スタイリッシュなデザインで目立ちます
スノーピーク アメニティドームM
画像出典:Amazon
参考価格:36,900円(税別)
【商品スペック】
収納サイズ:74×22×25(h)cm
材質
フライシート:75Dポリエステルタフタ
インナーウォール:68Dポリエステルタフタ
ボトム:210Dポリエステルオックス
フレーム:ジュラルミンA7001+A6061
重量:8kg
耐水圧:1,800mm
- PUコーティング
- テフロン撥水加工
- UVカット加工
- フロントパネルを閉じたままサイドから出入りが可能
コールマン(Coleman) テント BCクロスドーム 270
画像出典:Amazon
参考価格:22,276円(税込)
【商品スペック】
使用時サイズ:約270×270×175(h)cm
収納時サイズ:約φ25×75cm
重量:約10kg
材質
フライ:75Dポリエステルタフタ
インナー:68Dポリエステルタフタ
フロア:210Dポリエステルオックス
ポール:メイン・フロント:FRP、キャノピー:スチール
耐水圧:約1,500mm(フロア:1,500mm)
- シンプルで設営しやすいドームテント
- UVプロ
- PU防水
コールマン Coleman タフスクリーン2ルームハウス
画像出典:Amazon
参考価格:47,800円(税込)
【商品スペック】
使用時サイズ:約320×230×170(h)cm
収納時サイズ:約直径30×74cm
材質
フライ:75Dポリエステルタフタ
インナー:68Dポリエステルタフタ(撥水防水)
フロア:210Dポリエステルオックスフォード
メインポール:アルミ合金(約直径16mm)
ミドルポール:アルミ合金(約直径13mm)
リアポール:アルミ合金(約直径13mm)
リッジポール:アルミ合金(約直径11mm)
キャノピーポール:スチール(約直径19mm、長さ約180cm)
重量:約16kg
耐水圧:フライ/2000mm、フロア/2000mm
- UVプロ
- PU防水
- シームシール
- 強風に強いアルミ合金製メインポール
- 一人で設営可能なアシスト機能
- 室内の空気循環機能(サークルベンチレーションシステム)
総評
1位はキャンプの本場アメリカのアウトドアブランド「コールマン」のタフスクリーン2ルームハウスでした。価格と品質に定評のある老舗ブランドらしく、このスペックで4万円台とは驚きです。少し前までは、テントと言えばコールマンとスノーピークの独占状態でしたが、最近ではキャンパーコレクションやDODといったブランドもデザインとコスパを武器に販売を伸ばしています。オシャレキャンパーはワンポールテントも要チェックですね。キャンプスタイルは人それぞれ。自分のイメージするキャンプシーンに合った一枚を選びましょう!
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